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平成考現学 混迷の時代を読む技術

大前研一の'分身'が、先行き不透明な時代を、グローバルな視点と大胆な発想で読み解く。目からウロコの卓見、洞察、提言を一挙掲載!

著者:小後遊二 , 大前研一 / 1,400 円 / 書店様用申込用紙

 弊社新刊「平成考現学 混迷の時代を読む技術」の特設ページです。
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「カミングアウト――序文にかえて」より

 民主党の重鎮と呼ばれるある議員が私のオフィスを訪ねてきた。

 私のプライベートメディアである『大前研一通信』を愛読しているが、そこに毎月出てくる小後遊二(こうしろゆうじ)さんを紹介してほしい、という用件だった。小後さんが雑誌『ベルダ』に毎月寄稿しているコラム「平成考現学」の中に、いくつか実現させたい項目があるのでさらに詳しく話を聞きたい、というのである。

 「その人はあなたの前に座っています」と答えると、議員は一瞬怪訝な顔をし、戸惑っている様子だった。

 無理もない。〝その人〞は私自身であったからだ。山本七平さんがイザヤ・ベンダサンというユダヤ人の名前で執筆活動をしていたのは有名な話だが、大前研一のペンネームが小後遊二、というのはまったく知られていない。

 七年ほど前のことになる。会員制月刊誌『ベルダ』を発行してるベストブックの千葉弘志社長に寄稿を依頼された。しかし私は、すでに5本の連載を抱えており十分な発言チャンネルがあった。さらにもう1本となれば、負担もさることながら、何か新しい角度がなければ重複のそしりを免れない。当然お断りしたのだが、簡単にあきらめてくれない。そこで一計を案じ、「ペンネームでなら……」ということで引き受けることにした。

 「大前」の逆さまが「小後」、「研究」の逆さまが「遊び」、「一」の代わりに「二」という組み立てで、実名をもじって変装した。

 ライフワークである日本の政治・社会制度の改革「平成維新」の実現は、最近でこそ「橋下維新」でだいぶ期待が高まってきたが、当然道のりは遠い。「平成考現学」ではその基本となる考え方を集中的に取り上げて考察することにした。「毎月1400字の1ページ、1テーマで読み切り」としたのは、本当に言いたいことに焦点を絞る(ように自分に圧力をかける)目的もあった。(後略)

大 前 研 一

月刊ベルダ』 で好評連載中のコラム、待望の単行本化!

 政局しか考えない政治家、コスト意識ゼロの官僚に任せている間に、日本の国庫は空っぽになった。国家の借金は世界一となり、それを返済する働き手は少子化で減る一方。そんなときに日本は、自律しない個人と自律できない自治体の集合体になってしまった。将来からの借入金である赤字国債の発行で当面のカンフル剤を打っているうちに、いつの間にか、麻薬の中毒患者のように「打ち続けなければジ・エンドと」叫ぶ人ばかりになってしまった。

 しかし、バカな政府をつくったのは国民であり、結局は自分たちで世の中を変えていくしかない。

 衰退と混迷の原因は、陳腐化・硬直化した政治と社会の仕組みにある。原因がわかれば対策を考えればいい。日本をよくする方法は、実はたくさんある。大前研一の"分身"が、先行き不透明な時代を、グローパルな視点と大胆な発想で読み解き、日本再生のための方法論を提示する。

一部紹介

 さて、本書に所収された記事をいくつかご紹介しよう。

◆ 国産信仰と農産物表示(2006年12月号)

 日本という国は感情の支配する国である。BSEで大騒ぎしたおかげで牛肉の値段が上がったが、値段が上がれば誰が儲かるのか? とは考えない。 種牛、穀物、飼料のほとんどを海外(それもアメリカ)に依存していて、どうして国産の方が安全だと言えるのだろうか?

◆「やらせメール」(2011年8月号)

 共産党やグリーンピースが、原発反対運動や地元住民説明会に支持者を総動員して騒ぎ立てるのは公知の事実だ。 自分たちが動員するのはよくて、電力会社が動員した場合に「やらせ」と批判するとは、いったいどういう神経なのか。

◆ 津波プレイン(2011年5月号)

 「津波プレイン」という考え方が東北復興で確立されれば、新たな国づくりのモデルができる。 そうすることで、災害の度に繰り返される巨大な公的資金の流出、 国債の発行や納税者の負担、あるいは被害者の泣き寝入りを防ぐことができる。

◆ 美しい誤解(2012年2月号)

国民がどのような金融商品を購入しようが、結局は国債に化けている。 まさかそういう実態を賢明な日本国民が知らないわけがないだろう、 という「美しい誤解」が円高の理由であり、 日本国債の利回りが依然として低い一番の理由だ。

平成考現学――混迷の時代を読む技術【目次】

第1章 ああ、勘違い国民!  詳細 

  • 被爆恐怖症 
  • TPPカラ騒ぎ 
  • 国産信仰と農産物表示 
  • ああ、勘違い国民! 
  • 大本営発表 
  • やらせメール 
  • 「思考」を伝える技術 
  • 派遣を常用雇用に? 
  • 4人家畜 
  • 日本の夕張化について 
  • 少子化 
  • 憲法を改正すべきもう1つの理由
  •  

第2章 バカをつくる教育  詳細 

  • 教育とはいうけれど 
  • バカをつくる教育 
  • 集団IQ 
  • 新・教育基本法 
  • 家業としての宰相
  •  

第3章 バカが選んだ政治家  詳細 

  • 国民の生活が第一 
  • エネルギーバランス 
  • 政権担当資格 
  • 外交の継続性 
  • 外交無策 
  • 精神分裂症 
  • 「政権交代は誤りだった!」 
  • 税制小細工 
  • 笑っちゃうよ解散 
  • 小泉改革プレイバック 
  • 政府のメルトダウン 

第4章 お役所仕事は高くつく  詳細 

  • 「訣別」 
  • サイバーゼネコン 
  • 電子政府
  • 国防の費用対効果 
  • 緑のオーナー制度 
  • 羽田のハブ空港化 
  • 年金泥棒 

第5章 21世紀の世界の現実  詳細 

  • 新興国 
  • 汚職製造マシーン 
  • 中国の規模感 
  • 実効支配 
  • 北朝鮮からの目覚まし時計 
  • 国家としてのEU 
  • 市場至上主義は終わったか 
  • 資本主義はどこへ行った? 
  • 暴力装置
  •  

著者紹介

大前研一(おおまえけんいち)

世界を舞台に活躍する経営コンサルタント。
世界の大企業、国家レベルのアドバイザーとして活躍するかたわら、グローバルな視点と大胆な発想による活発な提言を続け、英エコノミスト誌に《現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピータースが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない》と評される。

略歴:1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。

現在(株)ビジネス・ブレークスルー(BBT757)代表取締役社長及びビジネス・ブレークスルー大学大学院学長(2005年4月に本邦初の遠隔教育法によるMBAプログラムとして開校)、2010年4月にはビジネス・ブレークスルー大学が開校、学長に就任。

著者紹介:弊社月刊総合誌「ベルダ」に好評連載中の「小後遊二」が、自身のペンネームであること自著「平成考現学」の序文でカミングアウト。

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