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書籍紹介「北条政子、義時の謀略 鎌倉幕府争乱期を読む」

No.893【】

北条政子、義時の謀略 鎌倉幕府争乱期を読む

2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の時代背景を知る

本書は、源頼朝挙兵前の北条氏から叙述を始め、 北条氏が鎌倉幕府の主導権を掌握して覇道による政治から文治主義へと政策転換し、 「北条氏の平和」とよばれる鎌倉幕府政治が 最も安定した平和の時代の始まりまでを述べたものである。 本書の前半は、源頼朝が朝廷の持つ官僚機構の外に 鎌倉幕府をつくりあげていく過程を記した政治の物語である。 頼朝が使える重臣として重んじたのは大江広元・梶原景時や 乳母比企尼の縁者たちであり、家族として接したのが乳母の夫小山氏、 平治の乱で生死を共にした戦友として信頼する平賀・大内の一族であった。 後半は、源頼朝の後継争いで権謀術数を覚えた北条政子と 源頼朝の政治手腕を身につけた冷徹な北条義時姉弟が 政治力にものを言わせた覇道の政治を推し進めていく姿が中心になっていく。 そして、鎌倉幕府に平和な時代が始まるところで終わる。 いわば、鎌倉版『太平記』のような構成である。 本書を通じて、平和にいたる道がいかに険しいか、 その中で生き残るためにさまざまな模索をした人々の 生き様を堪

著者:永井晋 / 1,400 円 / 2022年01月刊行 / 224ページ
ISBN:978-4-8314-0245-5

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著者紹介

永井晋

永井晋 (ながいすすむ)

著者紹介:
1959年、群馬県に生まれる。 1986年、國學院大學大学院博士課程後期中退 2008年、國學院大學博士(歴史学) 神奈川県立金沢文庫主任学芸員、神奈川県立歴史博物館企画普及課長を経て、 現在関東学院大学客員教授。

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