記事(一部抜粋):2020年4月号掲載

経 済

新型コロナを収束させた中国の監視カメラ網

【証券マン「オフレコ」座談会】

(前略)
B それにしても中国はよくあれだけの大流行を収束させることができたよね。やはり、前号で取り上げた中国全土に網羅した監視カメラが威力を発揮したのかな?
A 習近平国家主席の方針で約7億個の監視カメラを設置したらしい。その監視カメラと顔認識技術で感染者を追跡したといわれている。
B でも、マスクをしていると顔認証は無理なんじゃ?
C 中国の「ハンボン・テクノロジー」製は人相認識技術によってマスクをしていても顔認識が可能で認識率は95%。それも温度センサーに接続すると、名前を識別しながら体温を測定し、体温が38度を超えるとシステムが結果を処理する。それも1秒以内に最大30人を同時に識別できるという優れものらしい。
B 中国はハンボン社の監視カメラを使って新型コロナウイルスを収束させたと?
C ハンボン社の最大の顧客は警察組織を統轄する中国公安部だというから、そういうことだろう。ただ、この監視カメラの顔認証から武漢市でのスーパースプレッダー(感染源)を追跡し、隔離・拘束しようとしたが逃げられてしまったため、ここまで収束に時間がかかったということらしい。習首席が武漢市と湖北省のトップを更迭したのは、その責任を取らせたということじゃないかな。
B 中国の統計や発表は当てにならないというから、習氏のパフォーマンスという可能性は?
A 実際、突貫工事でつくらせた大規模な隔離病棟の解体工事が始まったから、収束したのは明らか。ただ、新型だけに再感染が起こるなど想定していなかった事態も起きている。
C 香港の医師らの報告によると、完治者に20〜30%の肺機能の低下が確認されたというから、再感染すると重篤化する可能性が高くなる。過去に猛威を振るったインフルエンザと比較して大したことはないだろうと思っていたけど、再感染するとなると話は違ってくる。
B ところで3月5日に日本政府が中国や韓国からの入国制限を発表したところ、韓国の外相から「対抗措置」という強い言葉で抗議を受けた。
A それは韓国の国民向けのパフォーマンス。そもそも日本政府の入国制限の動きが遅すぎる。韓国のカルト教団内で大規模なクラスターが起こった段階で、韓国からの入国を制限すべきだった。というのも、この「新天地」教団は日本の東京と大阪、福岡にも拠点がある。韓国の文在寅政権が新型コロナウイルス封じ込めのために徹底的に教団捜査をした際、教祖の李萬熙は捜査に非協力的で信者のリストを提供しなかった。 
C 最終的には渋々リストを提供したらしいけど、当局の発表によると、その段階で「710名の信者が行方不明」とされた。注意しなければならないのは、「そのうち数名が日本に旅行に行った」とされたこと。
B その数名が大阪のライブハウスをハシゴしたと?
C それはわからない。しかし、その可能性もあるわけで、クラスターの段階で韓国からの入国を制限すべきだった。
A この教団は昨年武漢市に教会を開設し、約200名が活動していた。中国政府はその動きを警戒し、昨年12月に教会の閉鎖を勧告。すると、最初の新型コロナウイルスの感染者が武漢市で発生した。たぶん、中国と韓国は関係当局が連携し合って情報が共有されているはず。中韓がある程度、ウイルスの封じ込めに成功した現段階で、日本がルーズでは元の木阿弥になってしまう。日本による中韓の入国制限は3カ国の外交ルートで話し合われた結果だろう。
(後略)

 

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