記事(一部抜粋):2013年3月号掲載

経 済

ぎょうせい買収「麻生」の狙いは

【情報源】

(前略)法令・行政の大手出版社のぎょうせいが麻生太郎副総理兼財務相の一族会社に買収され、関係者の注目を集めている。昨年末、福岡の「飯塚病院」を経営する麻生がぎょうせいの筆頭株主であるプラネットホールディングスの株式を約300億円で取得、事実上の傘下に収めている。九州を地盤とする麻生グループは建設やセメント、流通、医療事業など50社を超える関連企業を抱え、年商1000億円規模のコングロマリットを形成。ぎょうせいを買収した麻生は病院や環境事業を手がけるグループの中核企業だが、業種が異なる突然の買収劇だけにその狙いや買収金額を巡って様々な憶測を呼んでいる。
 ところで、ぎょうせいは業績のジリ貧が続き必死のリストラを進めているが、2006年にはオーナー一族の藤沢玄雄社長(当時)が脱税で逮捕されたのをきっかけに、MBO(経営陣買収)によって藤沢一族を追放している。実は、本欄12月号で取り上げたみずほ銀行を舞台にしたコンサルタントや脱税指南役、アングラが暗躍する奇々怪々のチャート図にもぎょうせいと藤沢一族が登場する。(後略)

 

※バックナンバーは1冊1,100円(税別)にてご注文承ります。 本サイトの他、オンライン書店Fujisan.co.jpからもご注文いただけます。
記事検索

【記事一覧へ】