(前略)
だが“世界的な平和指導者”池田氏は、大義なきイラク戦争に反対の声を上げず、大多数の国民が反対している自衛隊のイラク派兵についても黙認。むしろ2003年1月26日に発表された「SGIの日記念提言」では、「非暴力」どころか「軍事力を全否定するということは、1個の人間の『心情心理』としてならまだしも、政治の場でのオプションとしては必ずしも現実的とはいえない」「武力を伴った緊急対応も必要」と、米英軍によるイラク攻撃を是認するかのごとき態度を示している。
それを受けて池田氏の弟子たちで構成されている公明党も、「平和」を党是としていながら、イラク開戦に際しては冬柴鉄三幹事長が「反戦を唱えることは利敵行為」と発言したばかりか、イラク特措法の強行採決に加担。国民の大多数が反対する自衛隊のイラク派兵についても、一応「慎重に」と注文をつけてはいるものの、「復興支援」を名目とする派兵の旗振り役を務めている。(後略)