記事(一部抜粋):2003年12月掲載
政 治
自民が壊れ政党ついに流動化自民党を否定する小泉改革の行き着く先 衆院選挙は自民、公明の連立与党が絶対安定多数の二七八議席を占めて、小泉政権は国会運営に盤石の基盤を得た。首相の小泉純一郎はマニフェスト(政権公約)に掲げた改革推進に自信をみせ、公明党も協力姿勢をとる。ただ、選挙で浮き彫りになったのは、自民党にはもはや単独で政権を担えるだけの国民の支持はなく、小泉が目指す「自民党をぶっ壊す」が現実に近づいてきたという大きな変化だった。一方の民主党も大幅議席増にもかかわらず、政権獲得の見通しを失って内部対立が始まった。二大政党の掛け声とは裏腹に、政党流動化の芽が膨らみ始めている。(後略)
|