地元対策費を持ち逃げした業者と二人三脚?
明治四年(一八七一年)創業の老舗ゼネコン「鴻池組」(本社・大阪市、大岩祥一社長)が、東京・国分寺市の再開発計画をめぐって、「これでは、まるで詐欺の片棒を担いだようなもの」(都内の不動産業)と、関係者の顰蹙をかっている。 同社が非難を浴びているのは、国分寺市南町の再開発計画をめぐって起きたトラブルに関して。地権者との交渉にあたった「鴻池の親密業者」が、計画に参画した不動産会社などから地元対策費を騙しとったというものだ。被害にあった不動産会社らはすでに所轄の警察署に相談をもちかけており、場合によっては刑事事件に発展する可能性もある。(後略)
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