記事(一部抜粋):2003年10月掲載

政 治

自民分裂を待望する石原と鳩山 

居場所がなくなる反小泉勢力の出方次第

 権力闘争は常に冷酷非情だ。今回の自民党総裁選で負けた亀井静香、藤井孝男らは、それを骨の髄から味わうことになる。首相に再選された小泉純一郎は、総裁選に掲げたマニフェスト(政権公約)を自民党の公約として一一月の衆院選挙に臨むが、小泉批判に徹した負け組には党内に居場所がなく、徹底抗戦なら脱党も視野に入れなければならない。自民党内の亀裂が深まっていくその状況を見越して、都知事の石原慎太郎は新党準備を本格化させ、民主党前代表の鳩山由紀夫も動き出そうとしている。(後略)

 

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