記事(一部抜粋):2003年5月掲載
政 治
「小泉包囲網」突破に秘策なし「妥協拒否」で敵はますます増える 「政策変更せず」と強気の姿勢をみせる小泉純一郎の政権運営の苦境が、農水相の後任人事を機に強まった。橋本、江藤・亀井、堀内の反小泉三派は結束を強め、閣内でも財務相の塩川正十郎と金融・経済財政担当相の竹中平蔵がぶつかるなど、ぎくしゃくが目立つ。当面の政局のカギを握るのは、参院幹事長の青木幹雄幹事長と前首相の森喜朗の早大雄弁会コンビ。2人が求める妥協を小泉が拒否する姿勢を貫けば、周囲の敵はますます増えていく。米国のイラク攻撃で一休みした政局は、5月の連休明けから乱戦模様に突入する。(後略)
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