記事(一部抜粋):2002年6月掲載
政 治
小泉が狙う「抵抗勢力」分断戦略宥和策と伝家の宝刀「衆院解散」の使い分け 「1内閣1閣僚」の原則を掲げ、自民党内や公明党からの内閣改造の要求を退けてきた首相の小泉純一郎が、通常国会閉幕後の改造・党人事を前首相、森喜朗らに約束した。「要求を無視できなくなった」(小泉周辺)のは、国会に提出した重要法案が軒並み潰され、内閣の威信が地に落ちる懸念があるからだ。つまり自民党、公明党の国会運営への協力を取りつけるのが目的だ。ただ、小泉サイドは改造を機に反小泉勢力の包囲網を分断し、反転攻勢に出る戦略も練っている。
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