記事(一部抜粋):2002年3月掲載

政 治

松岡利勝の元秘書に

指定暴力団の“カゲ"

(前略)
 そうした中、降って湧いたのが松岡と指定暴力団X会との因縁だ。
「夫人の父親がその筋の大物らしい」といったタメにする噂も流れているが、はっきりしているのは、X会との関係を指摘された人物を、1990年10月18日から翌91年10月30日までの約1年間、松岡が 「私設秘書」として使っていた事実だ(衆院警務部への届け出がなされている)。
 その元秘書Kは、かつて政界を揺るがす一大疑獄事件を引き起こした東京佐川急便から、108億円の債務保証を受けていた会社の経営者だった人物。
 周知のとおり東京佐川急便事件とは、竹下登首相に対する右翼(皇民党)の「ほめ殺し攻撃」に端を発し、ごく単純にいえば、ほめ殺しをやめさせた当時のX会会長の周辺に、竹下・金丸のスポンサーである東京佐川から巨額のマネーが流れこんだ事件だった。(後略)

 

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