記事(一部抜粋):2001年1月掲載
社会・文化
終結は早すぎる「信用保証」不正事件通産大臣まで口利きに奔走 泰山鳴動して鼠一匹とはこのことか。今年春から東京地検特捜部が捜査を続けてきた中小企業向け融資制度の出資法違反事件。いわゆる「信用保証協会事件」の捜査が事実上終結した。(中略)10月、特捜部は経営コンサルタント会社「原経営研究所」の原潔代表ら六人のブローカーを逮捕したのを皮切りに、都議会公明党の原環都議などを捜査。融資に公明党や創価学会が深く関与していた疑惑が浮上し、事件は大きな広がりを見せると思われた。原代表は創価大学の三期生で、創価学会の実力副会長とされる野崎功氏の実兄、野崎至亮元教学副部長の門下生だったという。経営コンサルタントを始めたのは七年前だが、以前は学会と関係の深い旅行代理店を経営していた。
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