記事(一部抜粋):2000年11月掲載
ベルダレポート
すでに景気の山は越えた日本経済の危機「本番」へITなどと悠長な議論に耽っている場合ではない 今年二月をピークに調整している東証株価指数は年初来安値を更新し、ミニバブルが破裂しつつある。米国株式市場の低迷が影響しているという決まりきった解釈がなされているが、主因はファンダメンタルズを無視した昨年以降の上昇が、遅ればせながら経済実体に収斂しているだけなのだ。IT情報技術)の夢を限りなく膨らませ、投資ではなく投機が優位になり、美人投票が極限まで行われた結末と考えられる。
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